「クロスファイア」が好きで思い入れがあるため、宮部さんの扱う超能力ものは単なるサイキックな軽い作品ではないとわかっています。強い者と弱い者、赦しと裁き、宮部さんにとって超能力は人間の弱さを描くための一つの道具でしかなく、そこでストーリーを盛り上げようとは決してしません。本質があるからトッピングが生きるということでしょう。

この作品も私の大好きな作品の一つです。ベスト3候補です。

宮部さんの描く「少年」は、いつも活き活きとして現実です。これも本作の魅力の大きな部分を占めています。
幸せとは何なのか、力って何だ、生きるってどういうことか、そうした思いを感じさせる作品です。

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