どういうジャンルなんだろう、これは?
超能力っぽい要素もあれば、ミステリー的要素も、恋愛小説的側面も、そして哲学的な部分も。
宮部みゆき氏の「クロス・ファイア」に通じる部分もあります。残念ながらあそこまでエンタテインメントになっていませんが。
ある事件に期せずして関わることになった、他者の心の膿と波長を合わせることができる主人公の、心の葛藤と成長、ということなのだろうか。
文体は瑞々しく洒脱です(ちょっと瀟洒すぎるきらいはあります)が、描かれるものは重いです。その哲学的思考は、個人的には共感できる部分もあります。
もしかしたら映像化には向いている作品かもしれません。









