しばらくの間、ビジネス書系に触手が伸びなくなって小説をむさぼっていたのですが、気持ち的にもようやく軽いのなら読めるようになってきたので、積ん読の中から一番軽そうな(失礼!)本書を読みました。
いやぁ、「はてな」って会社、というか近藤さんって、想像以上にユニークですね。
面白い、というより、超柔軟という感じ。
もちろん「はてな」の独特な社風(?)については、さまざまなところで取り上げられているので、断片知識としては(「あしか」とか「立って会議」とか)たくさん持っていたのですが、そのユニークさの中に通っている一本の筋が、この本で見えたという気がします。
「はてな」は「変な会社」ではなく「変化し続けられるDNAを持った会社」なんだろうなと思いました。
その最初のDNAを植え付けたのが近藤さんで、それを増殖させてきたのが社員とユーザー。
この増殖のメカニズムの中にユーザーが組み込まれているところが、ものすごく強いところでしょうね。
よくNPOとか言われるらしいですが、いえいえ、しっかりビジネスの本質を捕まえていらっしゃると思います。
特にネット社会における会社の財産として、私は「トラフィック」とか「PV」より上の目線のところに「信頼」があると思っているのですが、「はてな」に関してはここがものすごく強いわけで、これは今後どんなビジネスを展開していく上でも強力な武器になると思います。
実際、「はてな」のサービスを使っているヒトって、「はてな」教の信者っぽいくらい、そのサービスに満足して、布教活動にもつとめるじゃないですか。これは強いですよね。
「はてな」の魅力がたくさん詰まった本書ですが、ネット会社じゃなくても使える手法や考え方、組織造りとか参考になるところ多いので、是非一読をオススメします。
小一時間で簡単に読めて、でも、いろいろ考えさせられて、後から何度も読み返したくなる、そんな本です。









