「千里眼」シリーズ第6作目となる本書は、前作の「千里眼 メフィストの逆襲」との上下巻構成です。
(ということで、感想は上下同じ。)
シリーズは、巻を追う毎にそのスタイルが変化してきています。
今回は、サイコミステリー的色彩は殆ど影を潜め、ますますハードボイルド的になっています。
朝鮮問題、拉致疑惑、同時多発テロなど、時代背景をふんだんに取り入れた、さながらドキュメンタリー的要素を盛り込みながら、北朝鮮の活動員と主人公との友情を描き、真に望むべき未来とは何かといったテーマを掘り下げています。
すっかり松岡圭祐ワールドに魅了されてしまった私は、また書店に続きを買いに走ることになりそうです。









