松岡圭祐氏の、「催眠」「千里眼」「マジシャン」のどのシリーズにも属さない新たな作品。
もちろん、主人公は臨床心理士なのですが、今回は、「催眠」の落ち着いた優等生的な「嵯峨」タイプでも、「千里眼」の正義感溢れる活動家「岬」タイプでもない、身長150cmを下回りギャルファッションに身を包んだ第3のカウンセラ「一ノ瀬恵梨香」です。破天荒な外見と裏腹の内面が魅力的で、内調の優等生宇崎との絶妙なコンビネーションが光ります。
千里眼シリーズに比べると当然サスペンス色は薄いですが、その分、しっかりとテーマが絞られプロットされているので、十分に読み応えがあります。
松岡圭祐氏の作品の中では、小粒ながらキラリと光る秀作ではないかと思います。









