松岡圭祐氏の「催眠・千里眼」シリーズ第10巻となる記念すべき作品です。
記念作にふさわしく、過去作品全ての謎が解き明かされる、一大スペクタクルとなっています。
もちろん、それぞれの作品で謎はしっかり解明されていたわけですが、その点と点とが一つの線で繋がったという意味で全ての謎が解き明かされた、ということです。

過去作品にも増して大規模スケールで展開される本書。
謎の人体発火、米国国防総省にて秘密裏に開発されてきたディフェンダー・システム、宿敵メフィスト・コンサルティングの分裂と新総裁の戦慄な野望、まさにハリウッド級のエンターテインメントです。荒唐無稽に思える世界観も松岡氏の筆にかかると、まさにリアル以外の何者でもなくなるのが、やはり凄いところです。

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