動物行動学の権威でもあり、気さくな語り口とちょっぴりエッチでユニークな著書で知られる竹内久美子氏による、遺伝子を使って男女の行動様式を解き明かす、雑学好きにはたまらない本です。
性的な内容が多く含まれていますが、竹内氏の竹を割ったようなはっきりした物言いでイヤらしくなく読めます。
個人的に面白かったのは、酒と煙草をやらないと出世しない?というくだり。私は下戸でヘビースモーカーなもので。我々モンゴロイドには突然変異で出来た下戸遺伝子があるそうで、こいつを受け継いでしまうと、アセトアルデヒドを酢酸に変えることが出来ず酒に弱い体質になるという事実、明智光秀の謀反の理由が彼の下戸を信長がいじめたからだとか、そういうことを挙げて男社会の基本は酒であり、酒が絆を強めることから、下戸は出世に不利かもしれないと竹内先生は言います。次に煙草を吸う人間の人格的特徴や生活様式上の特性の研究結果から、煙草を吸う人は外向的で活動的、独立心旺盛、弁舌に優れる、チャンス指向性、職業指向性が強い、ということで出世意欲が高いと、結論づけてます。まあ、2000年頃の記述なので、今より禁煙に対する意識も低かったでしょうから、こういう結論付けでもよかったのでしょうね。今なら、竹内先生ももっと違った研究結果を使って別の回答を出すかもしれません。
他にも、作家と自殺願望の関連性や、母親が息子を可愛がる理由とか、遺伝子で説明する面白い雑学がたくさん掲載されてます。
同シリーズで、こちらもお薦め。
遺伝子が解く! 女の唇のひみつ 「私が、答えます」〈2〉









