松岡圭祐氏の「千里眼」が新シリーズとなって角川文庫から3作同時発売されました。
小学館文庫で全12作で止まっていたシリーズが、その延長ではなく、あくまでも別シリーズとして別出版社によって展開されることに喜びより驚きを感じます。まあ、でも、「霊柩車No.4」も角川だったし、本書内で在庫処分扱いされる書籍名「ソウルで逢えたら」は、徳間文庫の「天使の守護のアリエッタ」の原題だし、こういうところに著者ならではのお茶目な部分が感じられます。
「千里眼」ファンとして新シリーズをどう評価するか意見は分かれそうですが、まず1作目の本書に関しては良しとすべきかなと思います。あの小学館12作品の序章をしっかりと描写し、12作の部分も暗黙のうちにこなした上で新たに「岬美由紀」を描いているのは、旧作のファンにとっては嬉しいことです。
背徳のシンデレラ」でいったん幕を閉じた千里眼シリーズの新たな旅立ちに期待は高まります。
徳間からは「催眠」のII、IIIも予定されているようで、こちらも期待度大です。
まずは、おかえりなさい、岬美由紀さん、ってとこでしょうか。

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