ウェブ2.0は夢か現実か?―テレビ・新聞を呑み込むネットの破壊力」の著者である佐々木俊尚氏のインターネットの将来展望を具体的なベンチャーの行動を追いながら考察しています。
成長スパイラルの支店から著者はこう書いている。

1.ロングテールモデルを使って、企業と個人、企業と企業、個人と個人、個人とコンテンツといった新たなマッチングが爆発的に起こっていく。
2.これらマッチングされた個人・企業・組織・コンテンツは、ソーシャライズ化されてゆく
3.ロングテールによるマッチングやソーシャライズによって蓄積されたデータベースが、一つに統合されて極大化していく
日本のインターネットビジネスは、2006年末現在、1.のマッチングの段階にある。

ウェブでコモデティ化したマッチング広告は、これからよりリアルとの融合に入っていくのであろう。それは我々の行動のすべてがデータベース化されることで可能になる。何も指示しなくとも考えたとおりに考えたとおりのタイミングで絶妙な味わいのコーヒーが目の前に登場する、決してありえない話ではない。そんな未来像を思い浮かべながら読むと楽しい本です。

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