著者の一色伸幸さんは、脚本家で、「私をスキーに連れてって」、「彼女が水着に着替えたら」、「病院に行こう」「僕らはみんあ生きている」などをはじめとし、多くのヒット作品を手がけている。
彼も人生の中の約2~3年をうつ病と共生していたことを本書で明らかにした。そして、今はしっかりとこっちの世界に戻ってきて、遊びながら仕事をしている。
うつは難しい。客観的な判断が出来ないからである。全て個人事象であり、100人のうつ病患者がいれば間違いなく100通りの症状がある。この極めて属人的な病を知るために本書を購入しようとしている方には「止めた方がいいですよ、これは。」と警告を発しておきたい。
脚本家で食べているくらいであるから、当然ながら文章は上手い。読者を引きつける術も心得ている。間にうまく挟まれた本人の脚本からの抜粋がリアリティを盛り上げる。面白い。しかし、彼のように戻ってきて楽しくもとの仕事をやれている方は少ないのではないかと思う。私も彼のように戻りたいのだが、なかなかそう簡単にはいかないのである。私の病期間は著者の期間をもう超えてしまいました。早く戻りたいです。orz









